『手紙』 それぞれの空の点 より

  • 2012.08.26 (日)
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『手紙』  (詩集『それぞれの空の点』著・絵 武藤絵美/日本文学館)

 


爽やかな酸味のムースの乗ったタルト
淡く明るい黄色と白に クランベリーが隠れて鏤められていた
サックリと焼かれた生地に ナイフは上手く立てられずに
何度もカツ、とお皿を叩いた

"ペールイエローにスカイブルーとビタミンカラーのドット"
それがこのタルトのメニューデザイン
楽しげな夏をイメージさせて 心地良い風を連れて来る

BGMにイヤホンで繋いで掛ける音楽は 最近に買ったミニアルバム
粋でお洒落なくせに気取りのない 眩しいような楽曲

 

 



 帰ったら、手紙を書こう
 何一つ知らない あなたについて
  出会っていたのかさえ わからない人へ
  何もなかったような、歴史へ向けて

 爽やかな風が吹いている今
 あなたへ書ける言葉


それでも やはり 私の歴史にはあなたが居た

 「初めまして」
 始めから、もう一度
 あなたが投げ掛けた言葉に
 多くの人が救われて来たのだろう
 例えば私が、その証明

 どうしても、あなたの言葉が必要でした
 あなたに生かされて来ました

 「初めまして、どうぞよろしく。」

全ての想いを花束にして
捧げられるなら
空高く、
真っ白い花びらの舞うようにして

沢山の感謝を
あなたに


 私と出会いませんか?
 空や明日について、話しませんか?
 元気でいますか?


 

 

上映会無事終了。


お疲れ様です。

上映会ジャズコラボ、山口雅之氏のジャズライブとNight★Cap Story(上條さんの朗読とショートムービー上映)無事終了しました。

ピアニストも出口さんという方だそう。
朗読に合わせて素敵に演出なさっていて、感動でした。
『あまやどり』がとても印象増して、良かったです。
演奏と朗読と、良いですね。

そして、イラスト参加させて頂きました『碧の約束』、初上映でありました。
この機会をありがとうございます。
アンケートでご感想寄せて頂けまして光栄です。
もっと多くを学び、精進して参ります。どうぞよろしくお願いします。
 

 

物販なのですが、行ってみたら置ける雰囲気でなく.. 
募金缶に付きましても、申し訳ないです。個人的に少し投缶しました。
展示の際に、改めまして設置いたします。

もっとコンスタントに日記が書けたらよいものを.. いつも大きく日が空いてしまって。
本当は先月に行った上映会のことも書きたかったのですが、すでに記憶おぼろとなり..面目無いです。
面白く、素敵な作品を沢山拝見しました。

次回機会ありますれば、余韻が遠くならないうちに日記書きたいと思います。

旅行日記vol.8


カナダ旅行記☆vol.8☆

建物を出て。
海沿いの駐車場にいた、逃げない大きな海鳥さんを写真に収め。
帰りましょう、と思ったのですが。来るときは案内して頂いて付いて来ただけだったので、帰り道が解らない!(笑)

記憶を辿りながら通りまで出たものの、どのバスを利用して良いのか解らず。方向すらも解らなくなってしまって。
一番近くにあったバス停で、懸命に表示を読もうと試みるも、解らず….。
そこへ中学生くらいの少年がふたり、自転車と徒歩でやって来てバス停のベンチに深く腰掛けてチップス食べながら話始めまして。
だるそうに雑談していたのですが。
帰り方を尋ねると、立ち上がって指差しながら方向と、バス停の場所を、すごく丁寧に教えてくれました。    凄い。またも感動してしまいました。

信号を渡ってガードを潜って。
たしかこっちへ、と道を辿っていて、あ、あの信号を渡らなくては、赤に変わる信号を気にしたときに、その数十メートル離れた私のリアクションを気に掛けて、歩行者横断用のボタンを押して去り行く人。   凄過ぎです。感動しました。とっても。

道の反対側のバス停と間違えて、方向が逆のバスに乗ろうとしてしまったときの、運転手さんが親切に案内をして下さって。ありがとうございます。

さて、やっと乗車出来た帰りのバスで、こちらの運転手さんも親切。
ほっとして座席で休んでいると、乗り合わせた男性が、立ち上がって運転手さんと何かを話し始めました。
どうやら「落し物をしたので、見付かるようにもっとゆっくり走らせてくれ」と言っているようでした。そんなにゆっくりは運転出来ない、と、やり取りがあったようなのです。
最初、私も、おそらく周りの皆さんもそれほどには気に留めずいたのですが。
しつこかったようですね。
男性が降りるその背中にむかって、運転手さんが我慢出来ずに「探したいなら歩け!ゆっくり探したいならバスに乗るなんて間違いだ!ははは!」という感じで怒鳴って笑い叫んだのでした。
突然の爆発に私びっくり。皆さんもびっくり。
「そう思うだろ!?みんな」
と怒りをあらわに声を上げる運転手さん。
私はただ、ぽかんとしていると。

若い女性が、怒りを抑えられないままの運転手さんの方へ歩み寄り。
「本当よね、気持ち解るわ。 でも、ねえ、すこし落ち着いて。」
と、気持ちをほぐそうと懸命に言葉を掛け始めました。
素晴らしい。

そうしているうちに、私は降りるべきバス停に着いたので、気に掛けながらも、「ここで降りますね。ありがとう。」と降りてバイバイをしたのですが。
このときも、後ろの席の女性が「あなたが降りたいバス停はここよ」と教えてくれました。

凄い。  カナダ凄いです。 ううん。

バスを降りてから、昨日はあまり意識しなかった、色取り取り賑やかにお洒落なネオンが灯り始める様を見付けながら、ホテルへと。

カウンターのスケッチに陰影と色彩を上描きして。(私的スケッチとしてルール違反ですが、閉店だったので許して)
テレビを付けて、お部屋のコーヒーを頂きながらまったり休んで。
そしてよく眠りました。

つづく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

告知追記です。


先程の記事に追記です。

 

明日の物販にて、既存のグッズの他に、新しく秋に展示予定のPOST CARDを販売させて頂きます。

今回は制作予定5種のうち出来上がった1種を。

カードデザインはこちら。

 

よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上映会のお知らせ。


こんばんは。夜明け近付く時刻ながら、暑いですね..。
皆様、お元気にお過ごしでしょうか?

5日の記事と重複する内容にて失礼いたします。

明日の告知です。

 

度々ご紹介させて頂いておりましたNigth Cap☆Story(※)の、上映の告知をいたします。

※ライターの伊藤佳代子さんのショートストーリー作品に、イラストレーターが絵を添えて、声優さん俳優さん等が朗読をし、編集の方の力でショートムービーに仕上げるという企画。

紙芝居のようなテイストのムービーです。

伊藤さんblog ことばや

 

・上映します作品の場面を切り取ったPOST CARDの販売もあります。

先輩イラストレーターさんの素敵な作品を、カードという気軽形で手に取れるチャンス☆

・詩集『それぞれの空の点』のPOST CARDやコースター等、物販も置かせて頂けることになりました。

・オモイオモイの募金缶も設置させて頂けるそうです。

 

詳細は下記に(出口氏のblogより内容拝借いたしました)。

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出口雅之+上条雅市~ジャズ+朗読ライブ

Night★Cap Story〈YouTube〉の制作者!上條雅市(マック)による朗読と
ジャズ・スタンダードナンバーのコラボ企画です。
〈おやすみ前のひとときに、あなたに寄り添う物語を~〉

【場所】東京倶楽部・水道橋店

【日時】2012年8月25日(土)
開店:18:30~
第1ステージ:19:40~20:40
第2ステージ:21:40~22:40
(入れ替え無しで、計2ステージご覧になれます!)

【料金】チャージ2835円(税込み)+テーブルチャージ630円+飲食代

【チケット】ネットのみのご予約とさせて頂きます。
東京倶楽部 水道橋店→〈Schedule〉→〈8月25日〉→〈予約ボタン〉~
東京倶楽部 水道橋店→〈Reservation〉~

【予約開始日】7月18日(水)~
※今回はD-SYSTEM会員の優先予約は有りません。

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JMAA Tシャツアート展参加 販売中Tシャツはこちらこちら

よろしくお願いいたします。

 

(写真はNigth★Cap StoryよりPOST CARD 。(※ 一部))


 

 

 

 

 

 

 

 

『無題』 それぞれの空の点 より

  • 2012.08.23 (木)
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『無題』  (詩集『それぞれの空の点』著・絵 武藤絵美/日本文学館)

中心から熱を帯びて
世界を空間を感じ始める
風の道筋や
粒子の色を知り得るような
命が息づいていく感覚を

膨大な数の視点と解釈に埋もれて
困惑して見失った子供の頃の全て

何が正しかったのかさえ解らないから
非難も喪失も痛みも
受け留めることが出来なかった

答えのないその日々を
あなたという視点で見詰めてくれたこと
叱ってくれたこと

誰にも告げられなかった悲しみが溢れていった
流せなかった涙を零した

ひとりで遠く歩いたせいで
空想のようなあなたの言葉を
憧れのように見上げては
僅かな息をして————

中心から熱を帯びて
世界を空間を感じ始める
風の道筋や
粒子の色さえ知っていく

あなたがくれた
生きる感覚は
失くした全てを
この手にくれるようで

抽象的で曖昧で
それ以上に絶対的な感覚を持って 力強く私を支えた
あなたという存在に
私から贈る言葉は同じ

もう 笑われてもいい

あなたがくれた日々は
何よりも私を生かしてくれた

あなたは永遠に、一瞬たりともひとりではないの、孤独ではないの

届きもしない言葉かも知れない それでも

ありがとうの言葉に添えて
あなたに、絶対的な愛を

 

 

 

 

旅行日記vol.7


カナダ旅行記☆vol.7☆

グランビルアイランドに向かおうと、バス停を探して歩き始めました。
方向は地図で解っていたのですが、どの通りのバス停かが解らず。
たぶんここかな?という道をバスの来るタイミングを探して、更にチケットの買い方を探りながら歩いていましたら。
うっかり歩き過ぎて橋の袂まで歩いてしまいました。  驚き。
この橋を渡ればグランビルアイランドなはずです。

おおいに疲れました、と立ち止まったあたりにバス停があり、ちょうど人が居らしたので尋ねることに。
「このバス停で大丈夫。何番のバスに乗れば良いでしょう。」と教えて頂いて、しばし待ち。
乗車を。
チケット?お金はいつ払うの?と戸惑う私に運転手さんが温和に案内を。
座席に座るとお隣のおじいさんがお話してくれまして。でも、あんまり理解出来なくて申し訳なかったです。
でもグランビルアイランドに行くことは伝わって。降りたらエミリ・カーのスクールまで「たぶん解ると思う」「ほらね」と案内して下さいました。どうもありがとう。
スクールギャラリーにて、ちらりと生徒さんの作品を拝見して。

ギャラリーが沢山あると伺っていたので、さてさて他のギャラリーは何処でしょう? と探していると思い切り興味を惹かれるshopが目に留まり。
どきどきとしながら中へ。
Dragon shop。
龍をモチーフにしたアイテムが店内にびっしり。妖精やゴブリンもいました。面白い!
作りの凝ったものが沢山で。素敵なイラストのカードも沢山。そのイラストを用いた絵本が、箔押を使用て、色合いも効果的丁寧なセレクトのハイセンスで素敵。
楽しい!
店主の方が気に掛けて下さって、絵本を手にとって見せて頂けたりしまして。
すごく繊細な絵本なのに、ありがとうございます。
箔押しを用いたりする凝った装飾的印刷物が好きなの、と言いたいのに『箔押し』を英語でなんて言うか解らず。残念でした。
どうにか楽しさを伝えたく、お話したかったので、店内を回りながら、人形を指してゴブリンですよね?と、この世界好きアピールをたり。

カードを数枚購入して。
私も絵を描くのですよ。とちゃっかり自己紹介を。
本当に面白いお店で、楽しい時間だったので、上手く言葉が選べないながらありがとうを心から。
本当にありがとう。

それから、ちょっとお土産屋さんを見て周り。

ショッピングモールのような?建物へ入り。
(雰囲気的にクランベリーモールを思い出しました)
フードを購入。
名物と聞いていたプーティンに出会いました◎。食べてみたかったのです。
フライドポテトにソースとチーズが掛けてあるもの。
お腹も減っていて、美味しかったのですが。想像通り非常にこってりでした。
そしてこんなにボリュームだったとは。Canadian portion is big!

子供さんが楽しめる場所ということで。親子連れが沢山遊びに来ていました。
小学生くらいの女の子の集団が隣の席で休んでいたのですが。
私、話題の的にされまして。   。_ _)。

お守りとして連れて行った、モンスターのぬいぐるみストラップを鞄に付けておりましたところ。
肩掛け鞄が二つで、しかもストラップにはオレンジのぬいぐるみが揺れている様が面白かったのでしょう。
「あの日本人何歳なの? ぬいぐるみ付けてるわ」から始まり。
プーティンのチーズが美味しくとっても伸びるので、フォークをくるくると回し絡ませて食べている様子を見て「あれはプーティンよ、スパゲティじゃないわ!」と。

ひとりが何か言うたび子供さんたち爆笑です。
やめて。
私の行動の実況中継が始まりました。
やめて。
楽しくてしょうがない様子で、盛り上がってもう止まりません。
や め て。

と思ってふと気付くと、店員さんが心配そうな顔で私を見ていました。
優しい。
私は大丈夫よ。(と表情で言ってみました)(表情で..)

その、気に掛けてくれたという優しさに癒され、私懲りずにお店のスケッチを始めました。
どこかに移動していった女の子たちが、描いている間戻って来て、近付いて様子を探るようにしていましたが。
描いているところは馬鹿にしないのね。良かった。

そして、日がまだ高いことと、描いていて時間の感覚が疎くなった私は。
遅い時間にこの街に着いたことをすっかり忘れていまして。
描いているうちに、コーヒーポットが消え。ケーキが仕舞われ。
そうです。閉店作業が始まっていたのでした。
急げ急げ、と輪郭と影を押さえた頃に、ゴミを出しにカウンターの外へ出て来た店員さんが、私を気に掛けている様子。
そして、「大丈夫みたい」と中の店員さんに声を。

驚きました。
私が描き上げるまで照明を落とすのを待っていて下さったよう。
しくしく。感動。
鈍感で遅くってごめんなさい。
カナダ凄いです。  しくしく ノ△;)。゜

そしてThank you.と声を掛けて去って行かれました。
こちらこそでThank you so mach.

つづく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『九月』それぞれの空の点 より

  • 2012.08.17 (金)
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『9月』  (詩集『それぞれの空の点』著・絵 武藤絵美/日本文学館)

小説を開くと 心地良い風が溢れた
飲食店の仄紅い照明のもとで
アイスティーをテーブルの上に
いつか読んだ物語を もう一度巡らせる

例えば この先のいつか穏やかな午後を引き寄せて
数々の想いと寄り添うと
持て余した微熱は
明日の足元を照らす

入り口のガラス扉で反転した文字の隙間に
目印のように点滅する電飾が唄う

願いは叶うんだと言った
その人の優しさを そのままになぞって

猛暑と名高い今夏の勢いは 鮮やかな景色を幾つも生んだ
あなたを確かめたことで 私は目覚めていった
沢山の人が この道を案じていたことを やっと感謝出来る

小説の中にも四季は廻って
心地良い風が流れていく
焦がれるような熱は晩夏に埋もれ
向日葵は俯いて尚 美しく
秋がじわりじわりと象っていく中で

私は 枯れない花が燃えるように咲くのを認めていた

 

 


 

 



 

 

 

 

 

 

 

旅行日記vol.6


カナダ旅行記☆vol.6☆

描き終わる頃にはもう図書館は開いていて。
わくわくと好奇心を募らせて、中へ。
文章は読めないですけれど。お菓子作りの本を開けば、ページのデザインも写真も可愛くて。美術コーナーでは絵画やデザインの画法説明本を開いて作品を楽しんだりして。
そしてゴッホが好き。どきどき。
奇妙な生物図鑑(たぶん)では、表紙に漫画のワンピースで出て来たあの生き物が! ページを開くと気持ち悪い生き物が沢山。  ぉぇ~ (本を選んだのは私です)
立ち疲れるほど楽しんでから、今度は敷地内のshopへ。
とても可愛いメッセージカードや手提げ袋があったのでいくつか購入しました。

そして雨をよけながら次の目的場所へと歩きました。街路樹の根元には、本物の落ち葉と、コンクリートに描かれた落ち葉が。その遊び心にときめきながら。
2ブロック先の、こちらもご紹介頂いたcafeギャラリーへ。
席でまったりコーヒーを頂きながら作品を拝見出来る、という素敵なギャラリー。
座りたい席を見付けてからカフェラテを買いに。Mサイズなのにどんぶりみたいな大きいカップで出て来ました。チョコレート付きです♪
(Lだったらいったいどんな…. 洗面器並みかしら)
(ちなみに、チョコレートはものすごく甘かったので、一口頂いてからラテに入れました)
(分離しました….気持ち悪かったので写真はありません)

ぐるぐる、と2週ほどしてゆっくり展示を楽しんでから。
(入り口付近にあった絵の具のモデリングを利用した作品がとても素敵でした。)
作品はモチーフに出来ないので、こちらも窓からの眺めをスケッチ。
怒られるかしら、ダメなら言ってね、と思っていましたが、大丈夫でした。
描き上げて。ギャラリーなので写真は遠慮しました。

かなりまったりと過ごさせて頂いて、大満足。ご馳走様でした。
歩き出して道を戻り、次は美術館へ。マティス展が開催中なのでした!
(ルーファンス・リンさんがご紹介して下さって知りました◎)
旅先でマティスを観れたことも、ともて嬉しく。更に中に1点だけゴッホがあったのがとってもサプライズでした!嬉しかったです。
出口を間違えて、てへ、としながら。「わかりにくいのよ、ごめんなさいね。」とスタッフの方が言ってくれた気がします。(気がします)
お土産コーナーで、またお土産を購入。
マティス展でゴッホのカレンダーを買ってごめんなさい。

余談ですが丁度いい鞄を買うタイミングが無くて、スーツケース以外に肩掛け鞄を2つ提げて行ったのです。スケッチの道具を持ち歩こうとすると1つで収まらなくて。
ですが、どうも色々なところで、「なんで鞄2つ提げているの?」という反応を感じました。
あちらで、こちらで。美術館で荷物を預けたときも、変な子ね、というようなリアクションでした。
(自分でもちょっと格好悪いな、と思っていましたけれど、そんなに?)

通り側に回って美術館の外観を撮影しようとしていると、おそらく道路で生活している方が「タバコ持ってる?」と尋ねて来たのですが、「あ、手振れが」と思っている私は「ん?え?」としか答えられず。「やっぱいいや」という感じでその人は去って行きました。
ごめんなさい。
(そしてタバコは持っておりません)

たっぷり歩き回って、なかなか疲れて来ていた私でしたが。
まだ日は長いもので。
日本だったらもう夕暮れの時刻でも、昼間のように明るいのです。(カナダは日没21時過ぎとかでした)
英会話の講師の方が教えて下さった、エミリ・カーのスクールギャラリーはもう閉まっちゃうかしら?と思い、迷いましたが。
滞在中の平日は今日まで、とこの機会を逃してはならない、と向かうことに。

つづく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それぞれの空の点 収録『七月の空より』

  • 2012.08.16 (木)
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『七月の空より』  (詩集『それぞれの空の点』著・絵 武藤絵美/日本文学館)



七月の空と繋がったような
仄明るい灰色の坂を
上がっていく光景

そこには音は無く
唯一のように鮮やかに
タチアオイが開き、背を伸ばす

緩やかに風が吹いていることを
その赤が揺れていることで知る
静か過ぎた場面で————

印象が呼び掛ける
儚い意味を私は知っている
その光景を用意した
あなたの考えも、想いも

それは無音の
真っ赤なメッセージ
あの苦しみを知っているあなたからの
とても優しく、美しい境界線

 忘れることもなく
 また、歩むこともない坂道は
 残像を宿して遠くなる

そのとき、花陰から現れる
アスファルトに刻まれた落書き
案の定、笑わされて
笑顔のままで前を向く


忘れることもなく
また、歩むこともない坂道は
いつまでもタチアオイを揺らせている
やわらかい風は続いていく

あなたとの
形のない時間は
繋ぎ止められた命は
私の誇り